ナタマメの論文「Precipitation of sword bean proteins by heating and addition of magnesium chloride in a crude extract」がBiosciende, Biotechnology, and Biochemistryに受理されました。
本論文は4期生の酒井と西澤が立ち上げた内容を、西澤が大学院修士課程で発展させた内容となっています。ナタマメ中のタンパク質が加熱や塩化マグネシウムの添加によって沈殿する現象を見つけ、特に塩化マグネシウムを添加することでナタマメ主要タンパク質であるカナバリンが特異的に沈殿することを報告しました。この現象は、タンパク質科学、食品科学、植物生理学の観点から興味深い現象となります。引き続き、詳細に調べていますので、続報をお楽しみに。
共著者:Kaho Nishizawa (武庫女大), Tetsuya Masuda (京都大), Yasuyuki Takenaka (神戸松蔭大), Hironori Masui (武庫女大), Fumito Tani (京都大), Yasuhiro Arii (武庫女大)
責任著者:Yasuhiro Arii
謝辞:酒井綾さんにはナタマメの浸漬実験(Fig. 1)および豆の大きさと重さの測定(表1)について、卒業研究にて数多くの豆と奮闘していただき、しっかりと取り組んでいただけたことを感謝しております。
本研究は飯島藤十郎記念食品科学振興財団平成26年度学術研究助成(No. 11)の研究課題となります。感謝しております。