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日本農芸化学会にて学会発表しました。

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 2014年3月28日
  • 読了時間: 1分

 日本農芸化学会にて研究発表をしてきました。本研究は研究室の卒業研究にて、複数の学生さんが行ってくれたものをまとめた内容となっています。感謝! 「金属イオンは豆腐形成におけるタンパク質会合開始因子である」  簡単に内容説明です。  豆腐の形成機構におけるマグネシウムイオンやカルシウムイオンの役割は、教科書にも書かれているように、「大豆タンパク質を凝集させる」ことにあります。その分子メカニズムは、金属イオンがタンパク質のカルボキシ基と結合し、複数のタンパク質を架橋するということが考えられています。しかしながら、この仮説については、牛乳タンパク質にカルシウムイオンが結合する際にカルボキシ基に結合するという実験的証拠と、カルシウムイオンを豆乳に添加すると豆腐ができるという実験的証拠を組み合わせて推測されているものでした。今回の研究では、豆腐形成における金属イオンの役割を、直接的に証明することで、仮説が正しいことを裏付けるものとなりました。  発表後、複数の先生方より「栄養機能研究が多い中、アカデミック色が強くて面白かった」とコメントをいただき、とても嬉しく思いました。  本研究は科研費若手B(23700894)を使用しました。ありがとうございます。

 
 
 

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